No.1278 2014/07/23(水)

 キスジハネビロウンカ


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 この日は清澄山系の夜の森で昆虫調査。灯火に集まる昆虫を調べていたら、見覚えのある小さな虫が目に止まった。虫眼鏡で確認すると、やはりキスジハネビロウンカであった。広い意味ではセミやカメムシに近い仲間だ。体長は5ミリ弱。ほぼ透明な翅に黄色い帯模様がある。
 この昆虫は昨年の9月に清澄山系で見つかった。それが千葉県初の記録であった。全国的にも数が少なく、生態もよくわかっていない。謎の多い昆虫だ。きっとこの虫も清澄山系の深い森に隠れるようにして暮らしてきたのだろう。
 (尾崎煙雄)

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 キスジハネビロウンカ Rhotana satsumana(ハネナガウンカ科)

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