No.1286 2014/08/20(水)

 オオゴキブリ


dummy

 清澄山系にて。シイの幹を歩く大きな黒い昆虫(写真1)。クワガタかと思って駆け寄ったが、違っていた。オオゴキブリである(写真2)。体長5センチほどの大型のゴキブリで、森の朽ち木の中に家族で棲み、朽ち木を食べて暮らしている。翅が半分ほどちぎれているのは、仲間同士で翅をかじりあうからなのだそうだ。こんな風に木の幹を歩いているのを見ることはまれで、クワガタを見つけるよりうれしい。カメラを近づけた気配に驚いて、素早く木のうろに逃げ込んだ(写真3)。その動きの速さはやはりゴキブリであった。
 (尾崎煙雄)

dummy
dummy
写真1
dummy
dummy
写真2
dummy
dummy
写真3
dummy
dummy

 オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica(オオゴキブリ科)

dummy


ニュース一覧へもどる