No.1320 2015/01/09(金)

 ウソだ!


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 君津市清和県民の森を歩いていると、どこからともなく「フィッ、フィッ」と優しく口笛を吹くような声が聞こえてきた。その声の主はウソという鳥で、木々の間を飛び交っていた。ウソは冬鳥として房総丘陵にやってくる。写真のように喉から頬にかけて赤いのはオスだ(メスの喉元は灰色で地味な感じ)。ウソという名前は、「嘯(うそぶ)く」という古語で口笛を吹くことを意味するところからつけられたようだ。優しい鳴き声とこの頬の赤味に、つい見とれてしまう。私にとって寒さを忘れさせてくれる癒し系の鳥だ。
 (大木淳一)

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 ウソ Pyrrhula pyrrhula(アトリ科)

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