No.1392 2015/10/23(金)

 川原の礫がそろってる


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 今日は三島小の児童達と小糸川の川原へ出かけ、中流の様子を観察した(写真1)。初めて下りた川原に緊張気味だった児童達は、授業が終わる頃には慣れてきて上流側へ少しだけ探検に出かけた。川原の礫を見ると、一定方向に並んでいることに、ある児童が気づいた(写真2)。これは上流から流されてきた礫が堆積する時に、流れをやり過ごすように上流側に平らな面を向けてできた構造だ。これを覆瓦構造(インブリケーション)という。地層の中に礫岩層があると、覆瓦構造を調べて地層ができた時の水流の方向を推定することができる。これらの礫が観察できた川原はふだんは水が無いところなので、大雨で増水した時に堆積したものだと児童達は気づき、驚きの歓声が上がった。
 (大木淳一)

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写真1
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写真2
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 覆瓦構造 imbrication

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