No.1399 2015/11/06(金)

 カタバミ


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 三島小の校庭でカタバミの花が咲いている(写真1)。カタバミはもっとも身近な雑草の一つと言ってよいほどありふれた植物だ。開けた場所ならどこにでもあって、いつでも花が咲いているような印象がある。しかしカタバミの花の時期をあらためて調べてみたところ、図鑑によって「5〜7月」とあったり、「3〜12月」と書かれていたりする。やはり自分で確かめる必要がありそうだ。
 花と同時に実もなっている(写真2)。カタバミの実はオクラの実のような形をしていて、長さは1センチ前後。写真2の左はちょうど熟した状態の実で、中に小さな種子が入っているのが透けて見える。この実にちょっとした刺激を与えると種子が勢いよく飛び出す。種子が飛ぶのは、種子を取り巻くゴムのような種皮が破れてはじける力による。写真2の右に写っているのは種子が飛び出して空になった実。
 こうやって11月になっても花と実が同時についていて種子をばらまいていることがわかる。これからの季節、かたばみの花と実はどうなるのか、観察してみることにする。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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 カタバミ Oxalis corniculata(カタバミ科)

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