No.1404 2015/12/18(金)

 トビの群れ


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 日没も近い16時ころ、三島小の上空に鳥が集まって飛んでいるのに気づいた(写真1)。トビの群れだ。子どもたちといっしょに見上げていると、群れは渦を巻くように回転しながら少しずつ移動し、離れていったかと思うとまた戻って来る。シカなどの動物の死体があると、その上空にトビが集まって「トビ柱」ができることがあるが、それとは違う様子だ。おそらく、トビが集まって夜を過ごす「集団ねぐら」に入る前の群飛だと思われる。
 近づいたときに数えてみたら、およそ100羽の集団であった(写真2)。それにしてもすごい密度だ。よくお互いにぶつからないものだと感心する(写真3)。水族館の大型水槽の中を群れで泳ぎ回る魚のようだ。
 やがて空が暗くなり鳥の姿も見えにくくなったころ、トビの群れはどこかへ消えてしまった。この近くにねぐらがあるのだろう。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 トビ Milvus migrans(タカ科)

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