No.1428 2016/04/01(金)

 ヒナルリハナカミキリ


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 三島小の校庭のサクラが七分咲きとなった(写真1)。カズサザクラと呼ばれるサクラで、オオシマザクラとヤマザクラの自然雑種と考えられている。
 開いたばかりの花の中に藍色の甲虫がいる(写真2)。体長7ミリ前後。ハムシのようにも見えるが、ヒナルリハナカミキリというカミキリムシの一種だ。花粉を食べに来ているらしく、身体じゅうに花粉をくっつけている。
 これまでサクラの花ではあまりカミキリムシを見たことがないので、カミキリはサクラの花を好まないのかと思っていた。しかし花が新鮮なせいか、この日は多数のヒナルリハナカミキリがカズサザクラの花に集まっていた。花の中で交尾しているペアもいた(写真3)。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 カズサザクラ Cerasus speciosa × jamasakura(バラ科)

 オオシマザクラ Cerasus speciosa(バラ科)

 ヤマザクラ Cerasus jamasakura(バラ科)

 ヒナルリハナカミキリ Dinoptera minute(カミキリムシ科)

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