No.1433 2016/04/22(金)
ヒレルクチブトゾウムシ
三島小の校庭のモミジの幹に密生したコケの上にいた5ミリほどの甲虫(写真1)。動かないとコケに紛れてよく見えない。 拡大してみると、ゾウムシの仲間だとわかる(写真2)。ゾウムシにしては幅広で寸詰まりの頭部、翅の後から3分の1ほどの位置に一対ある黒っぽい紋、この2つの特徴からヒレルクチブトゾウムシと思われる。毛のように見えるのは翅や胸部に生えた鱗片。越冬からめざめた成虫だろう。成虫はサクラやウメなどのバラ科樹木の葉を食べる。 (尾崎煙雄)
ヒレルクチブトゾウムシ Pseudoedophrus hilleri(ゾウムシ科)