No.1446 2016/06/09(木)

 アシナガオニゾウムシ


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 アシナガオニゾウムシを見つけた(写真1)。この甲虫はかっこうがよく、とてもおもしろい。エノキの枯れ木にいることが多く、体長1センチ強で、名前の通りとにかく前脚が長い。危険を感じると長い脚を折りたたんで動かなくなる(写真2)。首をすくめるようにして頭部も隠している。胸部には、ちょうど頭部が収まるようなくぼみがあるのだ(写真3)。
 正面から見るとなかなかの貫禄である(写真4)。とくに前脚の先には長い毛が密生していてブラシのようだ(写真5)。ここまでの写真はすべて雄。一方、雌の前脚はとくに長くはなく、わりと普通のゾウムシに見える(写真6)。脚先のブラシ状の毛も発達していない(写真7)。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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写真4
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写真5
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写真6
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写真7
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 アシナガオニゾウムシ Gasterocercus longipes(ゾウムシ科)

 エノキ Celtis sinensis(ニレ科)

 


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