10月30日の君津市清和公民館の文化祭で、「これが何か調べて欲しい。」とご来場の地元の方からいくつかの化石と一緒に写真のものを預かった。
素焼きの空洞の円錐状のものの上に丸く出っ張った形状のものが付いているという不思議な形のもので、高さは20cm程。
博物館に持ち帰り、専門家に聞いたところ「弥生時代後期から古墳時代前期前半の炉基台(ろきだい:五徳)で市原市以南の東京湾岸で作られたもの」だそうだ。
少々不安定な感じもするが、このまま焚き火の中に据え、その上に甕(かめ)などの土器を置いて煮炊きに使ったとのことだ。
(小田島高之) |