No.1485 2016/12/10(土)

 オオバタンキリマメ


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 道端の枯れたつるに実がなっている(写真1)。黒く輝く種子が目立つ。これはオオバタンキリマメの実だ。別名トキリマメとも呼ばれる。
 別の場所で9月に撮影した時には、長さ2センチほどの真っ赤なさやに種子が2個ずつ収まっていた(写真2)。実が熟すとさやが開き中の種子が外に現れる。種子は長径5ミリほどの「豆」だ。さやが開いても種子がしっかりと付着しているところを見ると、同じマメ科でもフジの実のように種子をはじき飛ばして散布するタイプではなく、鳥に食べられて散布するタイプなのだろう。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 オオバタンキリマメ(トキリマメ) Rhynchosia acuminatifolia(マメ科)

 


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