No.1512 2017/04/21(金)

 地層の模様1:川底のスジ模様


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  写真1は清和県民の森、木のふるさと館近くの小糸川上流の川底である。へんなスジ模様がみえる。川底は泥岩の固い岩盤で(とはいえハンマーで削れるぐらい)できているが、この模様はその泥岩がでこぼこしてスジ模様になっている。これは流れが泥岩の表面を剥がしてできたものである。房総の川の上流はこのように川底が平らであまり砂や石がたまっていない(専門用語では平滑岩盤河床(へいかつがんばんかしょう))。砂がたまっている川底では写真2のように流れで砂が動かされて小さい山を作る。これは砂漣(されん、リップル)と呼ばれる。形はちょっと似ているけれどでき方は違うものである。
 (岡崎浩子)

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写真1
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写真2
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