No.1516 2017/05/12(金)

 ヒロオビトンボエダシャク1


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 三島小の校庭にて。土手に生えたゼンマイの葉の先が不自然に曲がっているのが気になった(写真1)。近寄って見ると、長さ4センチほどのイモムシが葉の下の空中に浮いている(写真2)。糸を吐いて「巣」を作っているようだ。
 このイモムシは、模様から判断して、ヒロオビトンボエダシャクというガの幼虫のようだ。ヒロオビトンボエダシャクの幼虫はツルウメモドキというつる植物の葉を食草としている。おそらくこの近くの食草からゼンマイの葉裏に移動して、ここで蛹(さなぎ)になろうとしているのだろう。
 この後どうなるか、観察を続けてみたい。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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 ゼンマイ Osmunda japonica(ゼンマイ科)

 ヒロオビトンボエダシャク Cystidia truncangulata(シャクガ科)

 ツルウメモドキ Celastrus orbiculatus var. orbiculatus(ニシキギ科)

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