No.1522 2017/06/02(金)
シラハタリンゴカミキリ
三島小にて。スイカズラの花が咲いていた(写真1)。その葉に奇妙な細長い穴があいているのを見つけた(写真2)。スイカズラの葉にこのような穴をあけるのは「あの虫」に違いないと思い、周囲の葉を探した。 5分ほど探すと、近くにあった別株のスイカズラの葉裏に止まった「あの虫」が見つかった(写真3)。シラハタリンゴカミキリである(写真4)。スイカズラの葉脈だけを器用にかじって食べる。その結果としてあの細長い穴があく。 昆虫が植物を食べた痕跡のことを「食痕(しょっこん)」という。食痕を手がかりに昆虫を探すのはちょっとした宝探しのようで楽しい。 (尾崎煙雄)
写真3
写真4
シラハタリンゴカミキリ Oberea (Oberea) shirahatai(カミキリムシ科)