No.1565 2017/11/15(水)

 エノキタケ


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 沢を歩いていると、枯れた倒木に茶色のキノコが生えていた(写真1)。きのこに関する知識は全くないので、写真を撮って、キノコに詳しい当博物館の職員に聞いたところ、なんとエノキタケだという。そう、この季節、食卓の鍋でよく見かけるあの「えのき」である。知らなかったが、食卓にあがる「えのき」はもやしと同じで日が届かない暗闇で栽培しているため、白くて細い形状になるそうだ。
 野生のエノキタケはかさの表面がヌメヌメしていて、なめこのようであった。この特徴と柄の部分が根元に行くほど黒褐色となることから「アシグロナメコ」という名もあるとのこと。他の多くのきのこよりも気温の低い季節に発生するのも特徴。
 野生のものがどのような味なのか興味があるので、今度見つけたら食べてみたい。
 (後藤亮)

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写真1
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 エノキタケ Flammulina velutipes(タマバリタケ科)

 


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