No.1582 2018/02/16(金)

 ニホンジカの骨


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 鴨川市の沢を歩いていると、明らかに石ではないなにかが視界に入った(写真1)。なにかの骨であることはすぐにわかったが、全体像を見てみないと種まで判別することが出来ない(哺乳類に詳しい方だったらすぐにわかったと思うが)ので、掘り出すことにした。埋もれていた土は柔らかく、すぐに掘り出すことができた。でてきたのはニホンジカの下顎骨(かがくこつ)であった。骨というとしっかりしたものを想像すると思うが、今回見つけた骨はだいぶ分解が進んでおり、手でも簡単にちぎれてしまうくらいもろいものになっていた。このように骨は分解され、再び森を育む栄養分として巡回していることを実感した。
 (後藤亮)

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写真1
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写真2
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 ニホンジカ Cervus nippon(シカ科)

 


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