No.1599 2018/4/21(土)

 フモトスミレ


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 山道沿いに咲く小型のスミレ(写真1)。フモトスミレといい、房総の山で見られるスミレ類の中ではやや少ない方だ。5枚の花びらのうち、下方にある「唇弁(しんべん)」に赤紫色の筋模様があるのが特徴(写真2)。また、花の後方に伸びる「距(きょ)」という突起は短めで部分的に赤紫色に色づく(写真3)。
 房総丘陵では、フモトスミレは4月中旬から下旬に咲いていることが多いのだが、この日見たフモトスミレはもう咲き終わりのようで、周囲には花を着けた株は見られなかった。3月からの高温傾向のために、花期が早まったようだ。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 フモトスミレ Viola sieboldii(スミレ科)

 


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