No.1641 2018/09/28(金)

 モンシロナガカメムシ


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 三島小学校にて。花壇に植えられたオミナエシが咲いていた(写真1)。鮮やかな山吹色の花の上には、1センチほどの昆虫がたくさんとまっていた(写真2)。モンシロナガカメムシである。
 じつはオミナエシの花の時期は終わりに近く、開花している花は少数で、花と同じ山吹色の未熟な果実が多い(写真3)。モンシロナガカメムシはこの果実に針のような口吻(こうふん)を刺して汁を吸っているようだ(写真4)。しかし、よく観察してみると、数少ない開花中の花に口吻を差し込んでいる者もいた(写真5)。モンシロナガカメムシはオミナエシの花蜜も利用するのだろうか。

 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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写真4
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写真5
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 オミナエシ Patrinia scabiosifolia(スイカズラ科【A】、オミナエシ科【E】)

 【A】:APGIII体系、【E】:新エングラー体系

 モンシロナガカメムシ Panaorus albomaculatus(ヒョウタンナガカメムシ科)

 


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