No.1652 2018/11/16(金)

 いっせんぼく


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 木更津市真里谷(まりやつ<)湧水(ゆうすい<)「いっせんぼく」では下総台地の丘のふもとからポクポクと水がわきでている(写真1)。わきでた水は小川となり広い低地をとうとうと流れ、豊かな自然が広がっている(写真2)。行ったことのある方はお気づきかもしれないが、小川の川底に貝殻片がたくさんたまっている(写真3)。これは湧水がでてくる丘が貝化石をたくさん含んだ地層(下総層群藪(やぶ)層、約30万年前)からできているからである(写真4)。湧き出た水はまわりの地層をくずして化石を運びだしている。

 (岡崎浩子)

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写真1
昔はたくさん湧き出ていたことからこの名がある。
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写真2
奥に見える丘のふもとから湧水は湧き出ている。
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写真3
川底に見える白いものは貝化石の殻片。
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写真4
貝化石をたくさん含んだ地層。
湧水の背後の丘(下総台地)をつくっている。
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