三島小の生徒のA君が教室博物館にクワガタの死体をもってやって来た。ヒラタクワガタの仲間だ(写真1)。
A君「飼っていたクワガタが死んじゃったから、標本にしてください。」
私「おお、すごい。ヒラタクワガタみたいだね。君がどこかで捕まえたの?」
A君「ううん、UFOキャッチャーで取ったの。」
私「へえ、UFOキャッチャーに生きたクワガタが入ってたの。」
A君「そう。」
A君の持って来たクワガタは体長90ミリほどの大型で、どうみても外国産のヒラタクワガタだ(写真2)。UFOキャッチャーの景品になっていたとは驚いたが、ちゃんと死ぬまで飼って、死体を博物館に持って来てくれたA君は偉いと思う。飼いきれなかったり、飽きたりして生きた外国産クワガタを野山に放してしまうと、日本在来種の脅威になってしまう。
(尾崎煙雄) |