No.1665 2019/1/25(金)

 モズのはやにえ(オオゲジ)


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 三島湖畔を歩いていたら、木の枝にはさまったオオゲジを見つけた(写真1)。
 どうやらモズのはやにえのようだ。「はやにえ」とは、冬にモズが昆虫などを捕らえて木の枝などに突き刺したり、枝の股に挟んだりしておくもので、餌を保存してあるようにも見えるが、その意味はよくわかっていない。
 はやにえにされる生きものはいろいろで、バッタなどの昆虫が多いが、カエルやトカゲが捕まっていることもある。しかし、オオゲジがはやにえにされているのは珍しい。オオゲジはいわゆる「ゲジゲジ」の大きいもので、体長7センチ前後に達する。夜行性で、昼間は物陰に隠れているので、昼間に活動するモズに見つかることは少ないのだろう。

 (尾崎煙雄)

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写真1
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 モズ Lanius bucephalus(モズ科)

 オオゲジ Thereuopoda clunifera(ゲジ科)

 


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