No.1678 2019/3/15(金)
テングチョウ
三島小にて。校庭にテングチョウが飛び回っていた(写真1)。天狗の名は、このチョウの口の一部である下唇鬚(かしんしゅ)と呼ばれる器官が前方に突きだしているのを天狗の鼻に見立てたところから(写真2)。 翅の表側には橙色の鮮やかな紋があってよく目立つ(写真1)が、裏側は枯葉のような色合いで、翅を閉じて止まっていると見つけるのが難しい。 テングチョウは早春から活動するチョウだが、年によっては多数の成虫が現れて「大発生」といわれることがある。今年は3月からテングチョウの数が多いように感じるので、もしかしたら大発生の年になるかもしれない。 (尾崎煙雄)
テングチョウ Libythea lepita(タテハチョウ科)