No.1734 2019/9/21(土)

 ノビタキ



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 南房総市白浜町の海岸近くでノビタキを見つけた。植物のてっぺんに止まることが多いので、よく目立つ。ここではダンチクに止まり、ときどき飛び立っては空中で虫を捕る“フライングキャッチ”を見せ、またダンチクに戻ってきた。

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写真.北から南へ渡る途中のノビタキ
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 ノビタキはユーラシア大陸とアフリカ大陸に広く分布する渡り鳥である。分布の東の端にあたる日本には夏鳥として飛来し、北海道や本州の北部で繁殖する。千葉県では、渡りの途中に通過する個体が羽を休めたり、こうして栄養補給したりする様子を観察することができる。夏が終わり、季節が冬に向かって進んでいることを実感させてくれる鳥である。

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(平田和彦)

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 ノビタキ Saxicola torquatus(ヒタキ科)

 ダンチク Arundo donax(イネ科)

 


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