教室博日記 No.1770

 2020/02/14(金)

 アオモンツノカメムシ

 三島小にて。ヤツデの葉に隠れるようにしているカメムシを見つけた(写真1)。

樹皮をはがすと、そこにハチが
  • 写真1

 アオモンツノカメムシだ(写真2)。体長8ミリほど。

キイロスズメバチの越冬女王
  • 写真2

 このカメムシはヤツデなどのウコギ科植物を餌とし、成虫で越冬する(写真3)。

ピンセットに噛みつくハチ
  • 写真3

 昨年の2月には鴨川市で観察したが、その時には見つからなかったアオモンツノカメムシの卵を、この日は見つけることができた(写真4)。

元の場所にもどしてやった
  • 写真4

 ヤツデの葉の裏に直径0.5ミリほどの卵がまとめて産みつけられており、一つは潰れているが全部で22個あった(写真5)。いつごろ幼虫が孵化するのか、観察してみたい。

ピンセットに噛みつくハチ
  • 写真5
  • ヤツデ Fatsia japonica(ウコギ科)
  • アオモンツノカメムシ Elasmostethus nubilus(ツノカメムシ科)

(尾崎煙雄)