教室博日記 No.1887

 2020/11/05(木)

 リンゴドクガの幼虫

 清澄山系にて。いつも良い虫を見つける同行のMさんが、リンゴドクガの幼虫を見つけてくれた(写真1)。体長は4センチほどだっただろうか。リンゴドクガは珍しくはないが、この幼虫の派手さにはいつも感心する。

リンゴドクガの幼虫
  • 写真1

 全身はまばゆく輝く黄色の長毛に覆われ、お尻の近くには真紅の毛束(写真2)、胸の辺りはくっきりと黒い。おまけに頭は淡いピンク色だ(写真3)。ドクガ科に属するが、毛に毒はないので手乗りにできる(写真4)。黄色い毛には、白からピンクまで色変わりがあるようで(白色の幼虫はここ)、この種のいろいろな色の幼虫を見てみたい。

幼虫のお尻近くに生える真紅の毛束
  • 写真2
淡いピンク色の幼虫の頭
  • 写真3
淡いピンク色の幼虫の頭
  • 写真4
  • リンゴドクガ Calliteara pseudabietis(ドクガ科)

(斉藤明子)