教室博日記 No.1909

 2021/01/22(金)

 再び休館となった教室博物館

 この日、臨時休館の掲示をするために三島小を訪れた。緊急事態宣言の発令を受け、教室博物館は再び休館となってしまった。校庭の入り口と教室博物館の扉に休館の掲示貼りを済ませ(写真1、2)、さて校内で何か生きもの探しをしようと校庭を見回したところ、11月にはたくさん成っていたゆずの実が一つも無くなっていた(写真3)。

教室博物館臨時休館の掲示
  • 写真1
教室博物館臨時休館の掲示
  • 写真2
落ちてきたスジアオゴミムシ
  • 写真3 実が一つも無くなったユズ

 一瞬、だれかが収穫したのだろうかと思ったが、近づくと木の下にゆずの皮が無数に落ちていることに気が付いた(写真4)。中には人が剥いたかのような皮もあった(写真5)。そしてこんなものまで(写真6)。こんな器用なことをするのはサルに違いない。

  • 写真4 木の下に無数に落ちていたゆずの皮
  • 写真5 器用に剥かれた皮
落ちていた糞
  • 写真6 こんなものまで

 ゆずの皮は、木の下だけでは無くこんなところにも転がっていた(写真7)。だれも居ない校庭はサルの天下となっているようだ。教室博日記No.1890で校庭を散歩するアナグマを紹介した。人気(ひとけ)の無い三島小は寂しいが、いろいろな動物の気配が感じられて楽しい。

  • 写真7 校舎の渡り廊下にも皮が転がっていた
  • ユズ Citrus junos(ミカン科)
  • ニホンザル Macaca fuscata(オナガザル科)

(斉藤明子)