教室博日記 No.1931

 2021/03/19(金)

 春の訪れ

  2月下旬から3月にかけて、野外調査に出ると、春の訪れを感じることが多い。モノトーンだった景色が色づき、華やかになってくる(写真1、2)。

  • 写真1 花曇りの天気に映える菜の花
  • 写真2 小湊鉄道「月崎駅」

 表層の崖を調査していると、まだ冬眠中のカエルやトカゲなどを掘り出してしまうこともある(写真3~5)。半分開いたような眼で、随分ひどいことをするやつだとにらまれているような気がしてならない。春先の地学調査は注意して行った方がいいようだ。

  • 写真3 養老川沿いの河岸段丘堆積物(段丘礫層)を調査中に出てきたヒガシニホントカゲの幼体、大人になるとこの輝きがなくなるそうだ(昆虫が専門のS研究員 談)。
  • 写真4 冬眠中のシュレーゲルアオガエル。トロンとした眼がかわいい・・・。
  • 写真5 朽ちた木の中にいたクワガタの幼虫・・・だそうです。

(八木令子)