2021/07/20（火）

 ミヤマクワガタ

　大多喜の山中にて。この日、くたびれて帰り道は虫を探す元気も無く下を向いて林内を歩いていた。すると足もとにミヤマクワガタの雌が歩いていた（写真１、２）。飛ぶ様子も無く、ひたすら地面を歩いているようだった。

• 写真１

• 写真２

　ミヤマクワガタは、腐朽の進んだ朽ち木や腐植土に産卵する。この個体はきっと産卵場所を探して歩いていたのだろう。ちょうど私の足もとを歩いているなんて、なんという偶然だろう。このクワガタに出会って、疲れていた帰り道に力をもらった。

• ミヤマクワガタ　Lucanus maculifemoratus（クワガタムシ科）

（斉藤明子）