教室博日記 No.2039

 2021/11/13(土)

 旧秋元小の校舎で行われた清和公民館文化祭

 秋晴れの週末、清和公民館の文化祭が、隣接する旧秋元小学校の校舎で2年ぶりに行われた。昨年はコロナ禍でもあり、清和公民館で通常とは違った形での開催となった。今年もまだ新型コロナ感染は続いているが、広い校舎の大きな窓のある旧教室を使い、密にならないように注意しながらの開催となった(写真1)。

  • 写真1 旧秋元小の校舎と文化祭の看板

 運動場には万国旗が張られ、青空に映えていた(写真2)。出店もあり、地元の皆さんの意気込みが感じられる(写真3、4)。

  • 写真2 運動場に張られた万国旗
  • 写真3 地元の方の出店 その1
  • 写真4 地元の方の出店 その2

 中央博物館の「房総の山のフィールド・ミュージアム」では、今年は「きみつ眺望八景」、「房総の山の11月の花」、「房総の山のイモムシ・ケムシ」、「房総の山のハチ」、「房総の山の貝化石」のパネルと、昆虫や貝化石の標本を展示した(写真5、6)。また房総の山の話題を中心とした冊子「しいむじな」の最新号と最近のバックナンバーを置き、希望する方には持ちかえっていただいた(写真7)。2日間で200人近い方に見ていただけたようだ。

  • 写真5 房総の山のフィールド・ミュージアムの展示 その1
  • 写真6 房総の山のフィールド・ミュージアムの展示 その2
  • 写真7 房総の山の話題を載せた冊子「しいむじな」のバックナンバー

 ところで今回、文化祭に参加するため初めて旧秋元小学校の校舎の中に入ったが、教室の中や廊下に居心地の良さそうな木製のベンチがあり(写真8、9)、廊下の壁や天井周りの造りも素敵で(写真10)、しばし見入ってしまった。

  • 写真8 教室の中の日当たりの良い木製ベンチ
  • 写真9 廊下にあるベンチ
  • 写真10 廊下の天井や壁も素敵な造りになっている

 旧秋元小学校は、明治期の1874年に市宿小、平田小を前身として創立した学校で、2020年3月に閉校になるまで、145年の歴史があるという。昭和62年に新校舎ができたということなので、この素敵な造りの建物は35年くらいしか経っていないということなのか。校庭からは秋元城趾のある丘陵の少し尖った山頂部も見える(写真11)。ここで学んだ子ども達にとっては、自慢の校舎であり、校庭だったのではないかと想像する。

 なお現在は、旧三島小学校と合併して「清和小学校」となり、旧清和中学校の校舎で学んでいる。

  • 写真11 旧秋元小校庭から見える秋元城趾のある丘陵

(八木令子)