教室博日記 No.2043

 2021/11/26(金)

 雪虫

 君津市の山中にて。午後、傾いた日の光りに映えてフワフワと飛ぶ白い虫が目に入った。飛んでいる様子は撮れなかったが、時々近くの倒木に舞い降りるので写真が撮れた(写真1)。

樹皮に止まるワタムシの一種
  • 写真1

 これはアブラムシの仲間のワタムシの一種のようだ。雪虫(ユキムシ)とも呼ばれ、寒くなった秋によく飛び、雪国ではこの虫が飛ぶと雪が降るといわれている。翅はほとんど透明で、体はフワフワの白い蠟物質に覆われている(写真2、3)。

翅は透明で体はフワフワの蠟物質に覆われている
  • 写真2
翅は透明で体はフワフワの蠟物質に覆われている
  • 写真3

 この仲間の分類には詳しくないので、ワタムシの一種、ということしかわからないのが情けない。

  • ワタムシの一種 Aphididae sp.(アブラムシ科)

(斉藤明子)