フィールドノート No.2291

 2025/6/5(木)

 頼朝の隠れ岩屋と大蛸

 南房総市野島崎には「頼朝の隠れ岩屋」がある。治承4年(1180)に源頼朝が石橋山の戦いに敗れて安房に逃れた際に野島崎の弁天堂に立ち寄り、武運再興の願掛けをした。そこで突然の大雨に遭い、近くのこの岩屋で凌いだという伝説がある。そしてなぜかここに大蛸が海神として祀られている。少し調べてみたが、頼朝と大蛸の関係はよくわからない。

    写真1 「頼朝の隠れ岩屋」中には入れないがのぞくことができる
    写真2 岩屋の中にある大蛸の大絵馬、よく見ると二足歩行できそうな足がある

(黒田篤史)