フィールドノート No.2399

 2025/10/24(金)

 新種サトタマゴタケ

 君津市三島神社の境内でタマゴタケに遭遇。最初に目にしたのは可愛らしくならんだ幼菌(写真1)。そばに成菌も発見(写真2)。じつは2024年に出た論文で、タマゴタケは亜高山帯から冷温帯に分布するタマゴタケと、温帯から亜熱帯に分布する新種サトタマゴタケの二種に分けられた。この二種類、外見での識別は困難で、素人としては産地から推測することしかできない。論文には房総半島の材料は用いられていなかったので確かなことはわからないが、房総は暖温帯なので、サトタマゴタケの可能性が高いと思われる。

    写真1 可愛らしくならんだ幼菌。
    写真2 成菌。
  • タマゴタケ Amanita caesareoides (テングタケ科)
  • サトタマゴタケ Amanita satotamagotake (テングタケ科)

(斎木健一)