フィールドノート No.2435

 2026/3/18(水)

 三ノ分目大塚山古墳

 香取市にある三ノ分目大塚山古墳を訪れた。全長123mと利根川下流域最大規模を誇る前方後円墳だ。後円部は墓地になっており、よく管理されているため、墳形がはっきりとわかる。後円部墳頂平坦面北東端に石棺材とみられる板石が3枚立てられて突き刺さっている。よく見ると石棺として組み合うように加工されているのがわかる。後円部が最も高く、くびれ部が低くなり、前方部端に向かってせり上がる。過去に発掘調査がされており、墳丘斜面の途中に設けられた段(テラス)から円筒埴輪が出土している。こうした遺物から、古墳時代中期の古墳であると考えられている。千葉県内の代表的な中期古墳である。香取市指定史跡。

    写真1 後円部に突き刺さる石棺材とみられる板石。
    写真2 前方部から後円部を眺める。くびれ部が低く、後円部が高いことがわかる。
    写真3 国道356号側から古墳全体が良く見える。

(黒田篤史)