千葉県立房総のむら 風土記の丘資料館


 風土記の丘。一風変わった名前ですが、「風土記」というのは、奈良時代に天皇の命令によって諸国につくらせた地誌で、今風にいうと「都道府県別ガイドブック」です。
 その「風土記」にちなみ、高度経済成長期の真っ只中、日本全国でさまざまな開発が起こった昭和40年代に、全国の貴重な文化財を、地域で保存・整備・活用する目的で、国の政策として「風土記の丘構想」が打ち出されました。
 千葉県でも昭和51年に、大規模な古墳群がほとんど完全にのこっている印旛郡栄町の竜角寺古墳群と、東国でももっとも古い古代寺院のひとつである龍角寺を視点とした『千葉県立房総風土記の丘』が誕生しました。平成16年4月から隣接する「千葉県立房総のむら」と統合し、千葉県の原始・古代から近世・近代まで、衣・食・住・技などの移り変わりを見て学び、体験して学ぶ参加体験型の博物館として一体化されました。
 ちょっと変わった名前ですが、地域の風土をのこすという、まさに現代版「風土記」です。


      保存・整備した竜角寺古墳群 (写真をクリックすると、それぞれの拡大写真が見えます