ふどきSound


鳴らす銅鐸(小銅鐸(どうたく)弥生時代末 複製品)

 銅鐸というと日本独自のもので、弥生時代に日本各地で、マツリに使った宝器として知られています。特に関西地方や中国・東海地方では、弥生時代の遺跡から大型の銅鐸が出土することで有名です。これらの大きな銅鐸は、マツリの時、見せて権威を表わすものとして使われたようです。錆びていなければさん然と輝き、光り眩しい「モノ」として輝いていたことでしょう。
 こちらの写真の銅鐸は、大きさは手のひらに乗る程度の大きさで、小銅鐸あるいは小型銅鐸と呼ばれています。このような小さな銅鐸は東日本や九州に出土例がありますが、銅鐸の中に舌(ゼツ)と呼ぶ吊り下げられる棒状のものがある場合があることから
、鐘のように鳴らして音を出して使われたことがわかっています。同じような銅鐸でも、まつりの時の使われ方に違いがあったようです。

鳴らなくなった梵鐘(梵鐘 奈良時代 複製品)
  この梵鐘は、外面に書かれている銘文(めいぶん)から、奈良時代にあたる宝亀5年(774年)、現在の佐賀県のお寺で使われていたことがわかる梵鐘ですが、実は、千葉県成田市の成田ニュータウン近くから、工事中に偶然発見されたものです。
 なぜ、佐賀県のお寺の梵鐘が、いつ千葉県に運ばれてきて、なぜ土中に埋められてしまったのか、謎ばかりに包まれた出土品ですが、つくられた当時は、お寺のお堂で荘厳な響きをたてていたのに、いつの日からか、土中に埋められて鳴らすことができなくなった「無音の梵鐘」です。