千葉県立房総風土記の丘 収蔵資料

  旧平野家住宅 [県指定有形文化財]  旧所在地 富津市亀沢554番地


 平野家は,富津市亀沢で,江戸時代に名主(なぬし)を勤め,建築年代は,修復工事の際に,柱に寛延4年(1751)2月という墨で書かれた文字が発見されたことから,江戸時代中期のものということが判明しました。建坪は,58坪,191.47uで当時の農家建築としては,最大級の規模です。
 この建物の四方の軒は,桁を前方に持ち出した「せがいづくり」というもので,軒の張り出しが大きく,そそり立つような屋根の量感が強調されています。また,来客のもてなしに,重点がおかれ,式台つき玄関や二間つづきの客座敷などに,当時の名主の生活をうかがいしのぶことができます。
 この建物は,昭和47年1月28日,千葉県有形文化財に指定されました。

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