千葉県立房総風土記の丘 収蔵資料

 和同開珎(わどうかいちん)銀銭(我孫子市日秀西(ひびりにし)遺跡出土)[奈良時代]


 和同開珎は日本古代の銭貨のひとつで,皇朝十二銭のはじめに位置づけられています。銀・銅の2種類の素材でつくり,和銅元年(708)には銀銭を,3ヶ月後には銅銭を発行し始めました。しかし翌年には銀銭の使用を禁止しています。銀銭は唐の長安城興化坊跡(西安市何家村)でも5枚が出土しています。
 銀銭がみつかった日秀西遺跡は,奈良時代から平安時代の下総国相馬郡衙の正倉群に推定されていて,50棟以上の建物群がみつかっています。銀銭はそのうちのひとつの建物の柱をたてた穴から出土しましたが,完全な形ではなく,たがね状の工具で半分に割られていました。なお県内では,銀銭の出土例はこの1例だけですが,銅銭は上総国分寺跡など,9遺跡でみつかっています。


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