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写真13 横利根閘門 大正11年(1922)頃 撮影場所:横利根橋
横利根橋橋上より横利根閘門を望む。閘門はコウモンと読むが、地元では通称カンモンといっている。大正10年(1921)竣工で、当時は東洋の小パナマともうたわれた。水位の高低を調整する施設で、手前が利根川本流口、向こうが横利根川口。舟運の便の確保と、利根川洪水時に生じる霞ヶ浦への逆流防止を目的に造られた。ことに明治43年(1910)の大水害は、この設置に向けて拍車をかけた。