香取に象がいたころ
香取の自然は、太古の昔より、数多くの生物を生み育ててきました。約2億年前にさかのぼるフズリナをはじめ、約1億年前のアンモナイト、そして30万年前のナウマン象など…。なかでも、ナウマン象は、当地方の広大な森林や草原に住みつき、豊かな自然の恵みのもとに、約2万年前まで生きつづけたものと考えられます。こうした古生物のいた証拠となるものが時々見つかり、私たちを驚かせます。
ナウマン象頭骨化石(模造)
千葉県香取郡下総町猿山の貝層露頭