勢力を伸ばした豪族たち
 農耕文化が発達すると階級が生まれ、各地に有力な豪族が現われました。彼らは冨と権力をもって大きな墓(古墳)を築きました。香取地方では片野・城山古墳などがその代表といえます。特に小見川城山古墳群の中から出土した吾作銘三角縁三神五獣鏡(ごさくめいさんかくぶちさんしんごじゅうきょう)は京都大塚山古墳から出た鏡と似ているので6世紀ごろの北総に畿内文化が伝わっていたことが明らかになりました。
石枕(佐原市十三塚古墳群出土)