千葉県立中央博物館大利根分館 収蔵資料

 唐箕  (とうみ)


 風の力を利用して、穀物を精選する農具です。中国から伝わったといわれ、日本で唐箕が利用されるようになったのは、江戸時代の元禄年間(1688〜1704)頃であるといわれています。上部についた漏斗(ろうと)に穀物を入れて、手前の取手を回して風を起こして、重いものは手前の樋(とい)から出てきて、軽い殻やゴミは外に吹き飛びます。