千葉県立大利根博物館 17年度の展示
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収蔵品展「赤米・黒米・香米って何?」  


会期
   平成17年8月6日(土)〜9月4日(日)
会場   千葉県立大利根博物館第3展示室
入館料 大人200円 高大生100円 中学生以下と65才以上は無料

開館以来、農業関係資料として収集してきた稲品種125種の中から、主なものを紹介します。また博物館の水田で18種の稲の栽培展示も行っていますのであわせてご覧ください。

赤米(アカマイ)

赤米は玄米のヌカの色が赤茶色をした米をそう呼びます。稲作の始まった頃から栽培されてきたといわれています。現在では神社の儀式に使用するためにごく一部で栽培が行われるのみです。


黒米(クロマイ)

黒米は赤米と同じくヌカの色が黒に近い紫色の米で「黒紫米」とも呼ばれます。主に中国や東南アジアで栽培され粒の細長い長粒種がほとんどです。紅血糯という黒米の品種は中国の薬膳料理には欠かせないものとされてきました。済生きん、この紫の色素にポリフェノールが多く含まれていることがわかり、薬効が確認されました。

香米(カオリマイ)

香米とは炊きあげる時に強い香を発する米をさします。新米の炊ける香を何倍も強くしたものと思ってください。古米に5パーセントほど混ぜて炊くと新米の香に似て食欲をそそります。四国地方に多く伝わり遠来からの客をもてなしたと聞きます。

コシヒカリの祖先たち

おいしい米の代表のひとつ、コシヒカリが誕生するまでに関わった、森田早生・農林一号などの品種を紹介します。ちなみにコシヒカリは農林100号です。

変わった稲

草丈が30センチほどの倭稲(わいとう)や1本の苗から30本以上に茎が分かれる稲、丈が3メートルにもなるものなどを紹介します。



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