千葉県立大利根博物館 17年度の展示
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県立美術館コレクション展「水を描くー小堀進の世界ー」  


会期
   平成17年8月12日(金)〜9月4日(日)
会場   千葉県立大利根博物館第3展示室
入館料 大人200円 高大生100円 中学生以下と65才以上は無料

小堀進(1904〜1975)は、水彩絵具による明快な表現で水彩画に新たな世界を築いた昭和の代表的な水彩画家です。小堀は、葵橋洋画研究所で黒田清輝に洋画の基礎を学んだ後、1932年白日会展、日本水彩画会展、翌年は二科展に水彩作品を出品して入選し、それ以後水彩による制作を続けます。1940年に洋画界における水彩画の地位向上をめざして水彩連盟を結成、その中核的存在にとなりました。戦後は日展への出品を中心に製作を続け、すぐれた現代感覚と創意を重ねて、昭和の水彩画に新技法の画風を確立しました。1969年改組日展に出品した「初秋」で日本芸術院賞を受賞するなど、水彩画の発展に寄与した功績は多大で、1974年には、水彩画家としてはじめて日本芸術院会員になりました。
特に本県との関係も深く、茨城県潮来町(現 潮来市)に生まれた後は、千葉県立佐原中学校(現 千葉県立佐原高等学校)に学び、さらに、写生地として利根川周辺をこよなく愛し、霞ヶ浦などを描いた多くの作品を残しています。

 
展示作品
 冬晴の果樹園(1936) 高原(1951) 渓流(1960頃) 南欧の丘(1962) ロンドンの朝(1964) 雨後の山(1964)
 山(1965)
 霞ヶ浦(1973) 花と海(1974) 逆光(1974)     

  高原(1951年)
  渓流(1960年頃)
  レマン湖畔(1962年)   雨後の山[信州](1964年)
 霞ヶ浦(1973年)  花と海(1974年)

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