19 鹿島建設市川寮

(旧木内家別邸)


所在地 市川市
竣工年 T3
所有者 東亜産業(株)
設計者 鹿島貞房・他
施工者 竹内重太郎・他
構造 木2
外壁 モルタル塗り
屋根形状・葺材 切妻造,スレート葺
建築規模 723.9m2

国府台の高台の住宅地に建てられた別荘で,建設した木内重四郎は京都府知事・貴族院議員を務めた人物である。戦後は鹿島建設の社員寮となり,現在は3世帯が居住している。建物は和風の本邸部分,洋風の入口部分,これに付属した使用人の2世帯住居からなっている。洋風部分は塔屋の付いた山荘風の様式,和風部分は中庭の周囲に部屋を配した間取りで,設計は洋風部分鹿島貞房,和風部分保岡勝也が担当した。明治から大正にかけての別荘建築の様子窺うことのできる数少ない遺例である。[中村]


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