27 気象庁予報部無線通信課気象送信所庁舎


所在地 我孫子市
竣工年 S初期
所有者 気象庁施設物品管理室営繕計画係
設計者 不明
施工者 不明
構造 RC1
外壁 モルタル塗り
屋根形状・葺材 陸屋根,モルタル塗り
建築規模 228m2

昭和13年,我孫子に気象送信所が開設されたが,その誘致・創設に尽力したのが,地元布佐の出身である岡田武松博士である。博士は,わが国の気象学のみならず地球磁気学,海洋学の基礎を確立した人である。    

開設当時の気象通報は重要な機密事項となっており,特に昭和5年から始まった中国との15年戦争は,米国との交戦をなかば覚悟したものであった。したがって,気象送信所の重要性は今日の想像を超えたものであり,空爆にあっても十分耐えられるよう設計・施工された耐空爆建築物である。[中村]


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