水辺にくらす人々は、川の流れや水そのものが神聖なものであると考えて、さまざまな祭りをおこない、信仰を深めてきました。
 また、川の流れを通じてその流域には共通の文化が広がり、距離的には離れていても、似たような祭礼がおこなわれていることもあります。
 ここでは、こうした水にかかわる祭りや利根川流域の神事などをいくつかご紹介しましょう。


   布川の「つく舞い」の図
『利根川図誌』』(安政5年(1858)
   現在の利根町の布川大明神祭礼で
行われたつく舞いの様子です。
つく舞い(野田津久舞)
利根川流域には高所での曲芸的な芸能が見られます。
3匹獅子舞(野田のバッパカ獅子舞)
利根川流域をはじめ、東日本に多い芸能です。
雨乞いの神事とするところもあります。
灯籠流し
群馬県下仁田町竜栖寺提供
飯玉神社水神祭
群馬県玉村町提供
香取神宮式年神幸
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2年に一度、午の年に行われる、
香取・鹿島の水上祭です。