千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞            せきはくマガジン           http://www.sekiyadohaku.com/ 携帯電話版http://www.sekiyadohaku.com/i/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞2004年10月31日 第56号 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――    ■@■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■.■     もくじ (1) 平成16年11月のイベント情報   (2) 地域子ども教室〜川と歴史の探検隊〜 (3) せきはく豆事典〜「竹A」〜 (4) 当館刊行物のお知らせ (5) 季節だより ■@■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■.■ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (1) 11月のイベント情報    @★昔のくらし展    A★古文書講座(応用編1回目)    B★歴史講座「文学にみる目の病」    C★郷土食講座「そばうち講座」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――    関宿城博物館では、「川の歴史と文化」をテーマに、おもしろくてためになる さまざまなイベントを年間をとおしてご用意しております。是非足をお運びく ださい。 (もちろんイベントの無い日だっていつ来ていただいても面白いですけどね) 参加には応募が必要なものもあります。ご確認のうえ、電話(04-7196-1400) でお申し込みください。  @★昔のくらし展   昭和初期の暮らしの様子を伝える生活用具や道具類を展示します。   開催期間:10月13日(水)〜11月21日(日)   時  間:9:00〜16:30(入館は16時まで)  場  所:3階展示室     A★古文書講座(応用編)…4回連続講座  開催日:11月27日・12月18日・1月22日・2月26日        の各土曜日  時 間:13:30〜15:30  参加費:800円(資料代)  定 員:20名   申込み:10月27日(水)より電話受付を開始します。      TEL 04−7196−1400(関宿城博物館 学芸課) :応用編ですので、ある程度古文書を読める方が対象となりま      す。ご注意下さい。 B★歴史講座「文学にみる目の病」  期 日:11月28日(日)  時 間:13:40〜  場 所:関宿城博物館集会室  講 師:筑波大学大学院生 永橋 禎子 氏  費 用:100円(資料代)  定 員:30名  申込み:10月28日(木)より、受付を開始しております。      電話でお申し込み下さい。(学芸課 04−7196−1400)       C★郷土食講座「そばうち講座」  期 日:10月24日(日)・11月28日(日)・12月19日(日)  時 間:9:30〜  場 所:関宿城博物館休憩所  費 用:3、000円(3回分)  申込み:申しわけありませんが、募集は終了しました。来年度も計画して      おりますので、宜しくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (2)地域子ども教室〜川と歴史の探検隊〜について ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 関宿城博物館では、毎週、土曜日・日曜日に「地域子ども教室〜川と歴史の 探検隊〜」を実施しています。土曜日は、集会室で、ビデオを上映します。  昔ばなし・アニメなど内容は盛りだくさん。日曜日は、前庭で昔の遊び〜竹 馬・面子・ビー玉・こま・ケン玉 など〜を行うことができます。達人カード に挑戦!!  その他にも、古代人体験や新春たこあげ・自然観察会などを予定しています。 上記のビデオや昔の遊びは、参加費無料・事前申込み不要ですが、中には、 有料・事前申込みが必要なものもありますので、詳しくは、当館ホームページ でご確認していただくか、お電話下さい。 HPアドレス http://www.sekiyadohaku.com/ 電 話 04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館 学芸課) 【11月の予定】   3日(祝)昔の遊び   6日(土)一日ビデオ   7日(日)昔の遊び  13日(土)一日ビデオ  14日(日)昔の遊び  20日(土)勾玉づくり※(午前・午後各50名、1人300円)        火おこし  21日(日)縄文クッキーづくり※(午前・午後各20名、1人150円)  23日(祝)昔の遊び  27日(土)昔の遊び  28日(日)昔の遊び  上記の※は、電話(04-7196-1400)での事前申込みが必要です。  受付は、1ヵ月前からです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (3)せきはく豆事典 〜「竹A」〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                                       私は、南国九州鹿児島の生まれである。鹿児島には、多種多様の「竹」が生 育していた。モウソウ竹、シノ竹、チンチク(沈竹)竹(ホウライチク)、コ サン竹、女竹など多くの種類があり、いろいろなものに使われていた。竹の子 として食されるのはモウソウ竹である。これは、春先一番に竹の子が出る。次 に真竹の子である。そして、コサン(五三)竹で、この竹の子は、エグ味がな く、そのままで、みそ汁、炒めものの具になり、油揚げと一緒のみそ汁は絶品 である。春先、家中竹の子で埋まる。九州ではこれを一度ゆでて、干し、「乾 燥たけのこ」にして保存する。九州の熱い太陽の光で、からからになるまでに 干しあげる。この「乾燥竹の子」には深い思い出がある。一年近く保存してい たものを6月の田植えに使うのである。田植えの時期は、小学生も労働力、学 校も休みである。田植えの前日「もどして」おいた「竹の子」を新じゃが・天 ぷら(鹿児島では、薩摩揚げのことをこう呼ぶ)干し大根・昆布などを一緒に 煮物にする。これが、田植えの手伝いにきてくれた人の昼のおかずとなる。こ ども達は、田植えの手伝いとして、苗投げ(苗の束を植える人の前に投げる) ・ツナ張り(両方の畦から印のついたシュロ縄を張る)・昼やおやつの運搬で ある。昼は大きなにぎりめし(このときは銀シャり・日常はムギやいもの入っ たごはん)・たけのこの煮物・漬け物・お茶がふつうである。おにぎりは、竹 で編んだ大きな蓋付きの篭にいれ、煮物はお重に入れる。漬け物は大きな皿に ……。このときは、学校も休みで、ごちそうも食べることができ、忙しいけれ ども楽しみであった。日本人は、このようにして、生活用品の大部分が竹か木 であった。身近にあり、加工しやすい、竹を多く使った。  今、各地に「熊」が出没するが、鹿児島は、イノシシである。春一番の旬の 「竹の子」を掘るのは、人間かイノシシか競争であった。年に何回か、イノシ シが捕れることがある。「ワナ」であったり「鉄砲」であったり、それを何人 かで肉として分けるのであるが、このときの「川パキ」「毛ソギ」には、必ず、 竹の刀が使われた。「毛ソギ」(毛をとること)は、火で毛を焼き、焼き残っ た毛を「竹の刀」で削り取る作業である。これをきちんとやらないとか皮身が 食べられないのである。このようにあらゆるものに竹は、生きていた。子ども の遊び具・鳥や魚の確保の道具・ざる・篭・屋根・壁・床(鹿児島には、竹を 割り、一面に敷き詰めた涼しい床もあった。)このように生活の中に深く深く 入り込んでいた竹も近年使われなくなり、邪魔者となってきている。あれほど 重要視された竹林も荒れ放題となっている。つい最近、中国が炭の輸出を制限 したという報告があったが、これから竹炭に変わるかも??竹炭は木炭よりも 火力が高いと言われている。                                 私の田舎では、鍋で物を煮るときは、「竹で煮るな!」という言い伝えがあ った。それは、竹の火力を示す言葉であろう。昔の人は、自然界の生き物を大 切にし、自然から知恵を授かり、自然と共に生きてきたのである。合同企画展 「竹」で私たちは何を学ぶことができるだろうか?                                               (瀬戸) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  (4)当館最新刊行物のお知らせ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――    ○平成16年度企画展図録 「幕末の眼科医 高野 敬仲」      江戸時代中期以降、明治初期までの医学史と、幕末から明治にかけて  利根川中流域で活躍した、眼科医 高野敬仲の足跡を紹介。  1.江戸中期から明治初期の医学史  2.利根川中流域の医療の実態  3.幕末の眼科医 高野敬仲  4.3代目敬仲(椿寿)と文人達の交流     ・1、500円(税込み) ○平成15年度 研究報告(第8集)     1.戦国期関宿周辺の河川普請 −権現堂堤の修築を中心に− (新井浩文)  2.岩井の将門伝説 (村上春樹)  3.千葉県野田市(旧関宿町)の力石 (高橋愼助・石田年子)  4.関宿藩剣術士鏡心流 荒尾光政伝説について(中村正己)  5.江戸町と関宿本陣会田家 −会田久兵衛諸用之覚−(その2)(林 保)  6.我孫子市中峠の「四季耕作図」について(榎 美香)  7.船橋随庵関係文書目録(3) (瀬戸久夫)   ・600円(税込み) ○利根川・江戸川水系の川船調査報告書(第1集)     1.川船(利根川水系)観察時の要点について (松井哲洋)  2.利根川上流域における渡し舟について〜水上から玉村まで〜(島田志野)  3.田舟に見る低湿地文化 〜群馬県板倉町〜 (宮田裕紀枝)  4.写真資料に見る和船〜江戸川・利根運河を航行した高瀬船〜(松丸明弘)  5.船大工の板図   @茨城県猿島郡境町の船大工「森造船所」の板図   A千葉県銚子市の元船大工「船権」の板図       (事務局)  6.流域の生活と船 〜船の記憶の聞き書き集〜 (事務局)  7.幕末維新期における利根川下流域の渡船経営             〜千葉県佐原市三島を事例として〜 (米谷 博)      ・600円(税込み) ※当館ホームページでご確認下さい。       http://www.sekiyadohaku.com/ ※電話(04-7196-1400)でのお申し込みも受け付けています。       電話でお申し込み       ↓      送料及び代金を現金書留あるいは郵便小為替で当館へ       ↓    冊子小包にて発送いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (5)季節だより ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  いやー、本当に今年は台風の当たり年ですね。22号で終わりと思ったら、 超大型の23号もやってきてもう大変。多くの人命が奪われたり、野菜の高騰 (レタスが1個500円、キュウリ一本100円………)など経済への打撃も 多く困ったものです。これでは多くの家計は大打撃です。 また、台風の被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。  この23号は、関東地方、特に関宿城博物館の付近を通過していきました。 この台風接近のさなかにも入館される方があり、うれしい限りですが、無事に 帰ってくださいねと願わずにいられません。そして、台風通過のあとは、普段 見られない光景が、関宿城を包みます。それは、増水した利根川と江戸川です。 決して美しい姿だとは思いませんが、普段見られない光景だけに人々の関心は 集まるようです。こうしたとき、スーパー堤防(※)のありがたさが実感でき ます。 ※スーパー堤防とは?  川の堤防は洪水時に大雨で増水した川の水があふれ出すのを防ぐ目的に、川 に沿って造られた構造物のことです。しかし、その堤防も一定規模の洪水を想 定して造られていますから計画を規模を上回る洪水(超過洪水)が起こると堤 防が壊れて、大被害が発生する場合があります。そこで、この超過洪水にも壊 れない堤防として、スーパー堤防が考案されました。スーパー堤防の構造的特 徴は、<堤防の高さ:堤防の幅=1:30>というもので、これが最も安定し た台地(堤防)とされています。また、堤防の傾斜を約1/30という緩やか なものとしています。更に、洪水に強いということだけでなく、その台地(堤 防)を公園や道路、災害時の緊急避難スペースに確保するなどの土地利用によ って大きなメリットを生み出しています。  もっと詳しく知りたい方は、是非、当博物館においで下さい。 ===================================  せきはくマガジン第56号をお送りしました。毎月後半に当館の新鮮な情報 お届けします。皆様からのお声をお待ちしております。お気軽にお寄せ下さい。 (お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。) =================================== せきはくマガジン第56号 発行:千葉県立関宿城博物館 郵便番号270-0201 千葉県野田市関宿三軒家143-4 電話04-7196-1400 FAX04-7196-3737 ホームページ:http://www.sekiyadohaku.com/ 携帯電話版:http://www.sekiyadohaku.com/i/index.html ご意見、購読申込・中止:main@sekiyadohaku.com