《富士山》 大正11年(1922)
キャンバス・油彩 縦80.0 × 横117.0p 【県立千葉高等学校美術館蔵】
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 《富士山》は、堀江の旧制千葉中学校勤務25年祝賀会への出品作です。
神奈川県片瀬でのスケッチをもとにして制作したものです。
 片瀬には当時、大幸館時代の弟子だった玉置金司が住んでいました。
旧制千葉中学校での教え子、和田清は、この時、堀江のお供をして師弟の再開の場面を眼にして美しかったと述懐しています。

 堀江は、この作品について「在籍25年祝賀式をあげられて、衷心実に歓喜に絶えぬ所から私の微意を表し平和記念という意味で、我が国の名山富士の朝景色を描いて講堂に掲げることにしました。」と校友会雑誌に富士を描いたいきさつを述べています。

富士山

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