美術館からのお知らせ

県立美術館は耐震改修等工事のため休館していましたが、平成27年1月24日(土)に再開館します。

復興支援活動「夢つくり隊」

 平成24年度から当館が日本赤十字社と協働で実施している、美術をとおした復興支援活動「夢つくり隊」ですが、今年は平成24年に訪れた岩手県釜石市を8月5日(火)から8日(金)に再訪しました。
 「夢つくり隊」では、被災地域の児童・生徒を対象として、当館のワークショップで実施しているプログラムを、現地の実情に合わせて改良・実施しています。今回の釜石市では、進み始めた街の復興に合わせて、当館のオリジナル教材であるビルダーカードと廃段ボールを素材にして「100年後の釜石の街」を作り上げるワークショップを展開しました。
 まずは、参加者の子ども達同士で「100年後の釜石をどんな街にしたいか?」について話し合い、そのために必要な施設や建物、乗り物等を作り上げました。そして、ワークショップの後半では、自分たちで作り上げた街の中で自由に遊ぶという内容です。実施地域は、市街地から離れた山間部にある栗林小学校と、釜石市の中心部にある釜石小学校の二会場で行いました。どちらの会場でも、子ども達は元気いっぱい。当日は東北地方とは思えない34度を超す猛暑日でしたが、暑さを感じさせないくらい活発に制作活動に取り組みました。また、今回のワークショップは、淑徳大学と千葉大学の学生さんを企画・運営の中心に据え、これからも続く復興支援活動の担い手を育成するという観点でも、意義のある取り組みであったと思います。
 (普及課 東 健一)

開館40周年記念特別企画展 平山郁夫展(予告)



【スケッチをする平山郁夫】 (写真提供 産経新聞社)

 今年度の特別展は、千葉県立美術館の開館40周年を記念して「平山郁夫展-仏教伝来の軌跡、そして平和の祈り-」を開催します。
 広島県出身の日本画家・平山郁夫(1930~2009)は、自らの被爆体験により仏教への強い関心と平和への祈りをこめて壮大なスケールの作品を描きました。
 平山郁夫の国内最大級のコレクションを誇る佐川美術館所蔵作品を中心に本画や素描など約90点を御紹介します。
 本画では、玄奘三蔵の仏教原典を求めたインド巡礼を描いた《大唐西域画》、ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争地を訪れて描いた《平和への祈り-サラエボ戦跡》、青森県の景勝地奥入瀬渓流を描いた全長7m以上の大作《流水無間断(奥入瀬渓流)》などを展示します。
 今回の展覧会では、本画の大作を10点展示しますので、平山郁夫がシルクロードや日本各地を取材し、感銘を受けて描いた作品をじっくりと鑑賞していただけることと思います。

会   期 平成27年1月24日(土)~3月22日(日) 50日間
開館時間 午前9時~午後4時30分
休 館 日 月曜日休館
会   場 千葉県立美術館 第1・第2・第3・第8展示室
入 場 料 大人800円(640円) 高校・大学生400円(320円) 中学生以下・65歳以上は無料
      (  )は20名以上の団体料金
関連事業
 ・美術講演会
 ・ギャラリートーク
 ・ワークショップ
 ・ミュージアムコンサート   

 

ワークショップ

クリスマスオーナメントを作ろう!

会 場 千葉ポートタワー
日 時 11月29日(土)13:00~
参加費 500円
定 員 20名(小学生以上)
締 切 11月15日(土)まで事前申込を受け付けて
    います。
お問い合わせは県立美術館普及課
ワークショップ担当松田〔043 (242) 8311〕まで

実技講座

陶芸講座(応用)


会 場   千葉県立房総のむら
日 時   11月26日(水)~28日(金)・12月
     3日(水)・4日(木)・2月6日(金)
     3月6日(金)
     各回12:30~
参加費 11,000円
定員   20名
締切   11月12日(木)まで事前申込を受け付けています。
お問い合わせは県立美術館普及課
実技講座担当渋谷〔043 (242) 8311〕まで

 

もっと知りたいワークショップあれやこれや


みなさん こんにちは!
ワークショップ担当学芸員の松田直子です。

「オリジナルモノレールを作ろう!」を終えました。駅長さんに教えてもらいました。
千葉のモノレールは「懸垂式」というぶら下がり式のめずらしい形です。
今回のワークショップで作った作品は、千葉都市モノレール千葉駅で展示をしました。
この懸垂式にちなみ、駅構内の天井からつるしたのが特徴です。下面に大きな地球を描いたり、翼の上の面と下の面をちがう色にしたりの工夫に驚かされました。
大勢の方にご参加いただきましたが、どの作品を、どんな子が作ったか、一人ひとりの顔が目に浮かぶものです。いつの日か、本当にこんなモノレールが空を駆けていたらうれしいですね。

県美デジタルミュージアム

県美デジタルミュージアムに3作品が追加されました。(平成26年度)

篠崎輝夫とシルクロード
描かれた房総
*『崎』の本来の表記は「山」偏に「竒」の表記ですが、パーソナルコンピュータや携帯電話での閲覧時の誤表記を避けるため『崎』を使用しています。
県立美術館ホームページの千葉県立美術館デジタルミュージアムからパーソナルコンピュータやスマートフォンで ご覧いただけます。
ご覧いただく際、Internet Explorer,safari,Google Chromeの各ブラウザを推奨します。

友の会からのお知らせ

県立美術館友の会では会員を募集しています。
友の会会員になると、『実技講座(洋画・日本画・水彩画)』の受講や『葉美会展』への作品出展のほか、
『秋の美術鑑賞の旅』(本年は11月5日に国立新美術館の「チューリヒ美術館展」や目黒区美術館の「パリの日本人展」〔目黒区美術館学芸員によるギャラリーツアー有り〕を鑑賞します。)など多彩な行事に参加できます。
詳細は、県立美術館ホームページ(http://www.chiba-muse.or.jp/ART/members/index.html)をご覧いただくか、県立美術館友の会事務局〔043 (242) 8311 内線38〕(毎週木曜日在館)までお問い合わせください。

〒260-0024千葉市中央区中央港1丁目10番1号
Tel:043-242-8311 Fax:043-241-7880