古賀春江 作

1923(大正12)年頃
紙・水彩
38.0×50.5(cm)

 パウル・クレー風の幻想的な作品である。古賀は、水彩の特質として、「瞬間的感興が一時に湧出する場合」に有効であると述べている。この作品のように、夢のような心象的な表現をするのに、古賀は水彩を選択したものと思われる。

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